気鋭の打楽器奏者:松本一哉さんのファーストアルバム「水のかたち」(2015.12.24発売)が最高に名盤で頻繁に聴いている今日この頃…。
松本一哉さんは現在国内を飛び回ってリリースツアーを行っており、過日のDOMMUNEでのライブも素晴らしく、群馬にも来てくれないものかと自分の持っているシンギングボウル(4つ持ってる)を鳴らしながら妄想しておりました矢先……ひょんなキッカケで松本さん本人とやりとりが始まり、群馬ツアーを青猫祭でお手伝いする事になりました。奇跡!!

6月17日(金)にシネマまえばしシアターゼロを会場にライブを開催します。
週末の夜ぜひとも癒されに来てください…。
ご予約は下記メールが窓口となります。
アーティストの意向もあり当日券は発行致しません。

 

 

【 音楽家・松本一哉による群馬の音楽会 】     協力:青猫祭
日 時:2016年 6月 17日(金)開催
会 場:シネマまえばし シアター0(ゼロ)
開 場 : 19時00分 / 開演 : 19時30分
料 金 : 1,500円 (定員20名程度)
住 所 : 群馬県前橋市千代田町5-1-1 前橋市民交流プラザ等駐車場3F
駐車場 : 前橋プラザ元気21 駐車場(前橋市千代田町5-1-1)

予約・お問い合わせ : mail@horhythm.com /当日引き換え

 

昨年末、日本のミニマル・ミュージックレーベルの名門「SPEKK」より発売されたファーストアルバム「水のかたち」が国内外で大きな反響を呼んでいる松本一哉によるライブパフォーマンスイベントを群馬県シネマまえばしシアターゼロで開催します。

 

 

●波紋音(はもん)  
鉄製の打楽器・波紋音は、古くからあるものではなく、現代の彫刻家、斉藤鉄平さんが水琴窟の音に触発され、創作したものです。鉄を鍛金で丸くし、打面に溶断でスリットが入れられていますので、一つの波紋音からいくつもの音が出る仕掛けになっています。ごくシンプルな構造でありながら見た目の印象とは違い、驚くほど様々な音の表情を見せてくれます。鉄とは思えない独特の柔らかい響きを、是非この機会に間近で体感してみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=o7Sk9HL6MP4

 

 

●松本一哉            
東京を拠点に活動している、石川県出身の打楽器奏者。
伝統芸能や繊細で美しい美術工芸品を文化とする金沢で生まれ、自然の生み出すスケールと暮らしに息づく伝統から得たインスピレーションを自身のフィルターを通し音像へと落とし込む事で伝統と先進を意識した音楽表現をしている。銅鑼・シンギングボウル・クリスタルボウルなどの倍音を多く含んだ打楽器を中心に、波紋音・音のかけら・陶琴壺・三昧琴などの音具・工芸品・自然物・非楽器などの音の鳴るオブジェクトを使用。音階や旋律ではなく音の響きそのものに重きを置き、自然の中での演奏・録音から作品作りを行い、一般的な音楽感からは逸脱したとしても、価値観や美意識に共鳴してくれる人や世界に音を届け続けることを自身のライフワークとしている。

2013年 瀬戸内国際芸術祭の関連事業「おとくち」プロジェクトにてグランプリを受賞
2014年 原始感覚美術祭2014 水のうたがきの音楽担当
2014年 演劇ユニット バストリオ 舞台『ALice, where are you going?』に出演・ 舞台音楽を担当
2015年 自身初のソロ作品『水のかたち』をSPEKKからリリース

http://www.horhythm.com

 

 

●「水のかたち」
打楽器奏者の松本一哉による初のソロ作。
自然の中で本能のままに演奏した5年間の膨大なアーカイヴスの中から選んだ四季までを意識させる大傑作!偉大なる自然が生み出す不確定な条件の中、水琴窟の音よりインスピレ-ションを受け創られた、水紋のような柔らかい響きや独特の倍音を放つ鉄製の波紋音と呼ばれる打楽器や音具を用い、移ろいゆく意識や無意識の感覚が生み出す奇跡の瞬間を捉えた奇跡。
耳を澄ませば自然とのハーモニーが無限に広がっています。
環境音楽や電子音楽が好きな方にもオススメの1枚。

01: 触れる / Touch
02: 踊る水面(みなも) / Dance of the water surface
03: 刻む / synchronize
04: 溜水する鉄の球 / Slipping iron ball
05: 鳴嚢と泡沫 / Vocal sac and bubble
06: 叩く / Knock
07: 梅雨の終わりと夏の始まり / End of rainy season, beginning of summer
08: ひぐらしそのひぐらし / When They Cry
09: 撫でる / Stroke
10: 秋霖 / Autumn night rain
11: たゆたう水月 / Sway of the water moon
12: 混ざる/ Blend
13: とことこと夜の足音 / Silent foot steps at night
14: もえもえ燃える雨ふるふる / Just the sound of bonfire and the rain
15: 擦る / Rub
16: 波に消える波紋音 / Ripple vanishing into the wave

 

●作品概要
この作品は自然の中で自然の音と共に演奏をし、後に多重録音などをしないというコンセプトで作りました。

僕は自分が指揮者になったように音を選んで聴けば、身の回りには常に偶然に作曲された音楽が溢れていると考えていました。
そして偶然のオーケストラに奏者として自分が音を足すことで、全く別の聴き方ができたり、もっと違う楽しみ方ができたり、今まで体感したことのない新しい価値を見出せるのでは?と考え、自然の中での演奏・録音をライフワークとしてきました。

作品のモチーフに水を選んだのは、年中雨や曇りの土地で育ったからなのか、昔から水の音や水っぽい場所などにインスピレーションを得てきたからです。

色々な年月、色々な場所で、その時間、その瞬間に偶然鳴った音。
ある瞬間に自分が鳴らした音、鳴らさなかった音など、自然と一緒に演奏をする醍醐味が作品内に詰まっています。
何度も何度も何度も通い尽くして録音出来た音や、たまたまそこに居たから録れた音など、1音1音とじっくりと向き合ってもらえるよう色々と趣向を凝らしました。
偶然と必然、作為と無作為なんかを意識しながら聴いてもらえたら良いなぁと思います。

 

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